ビジュアルデザインスタジオWOWは設立から25年、「ビジュアルデザイン」—「視覚的なモノ・コト(= ビジュアル)はすべてデザインの対象である」というコンセプトのもと、常にその活動のフィールドを拡大し続けてきました。設立25周年を迎えて開催した今回の展覧会は、これまでの作品の回顧展ではなく、きたるべき30周年の時を見据えた、新たな挑戦の場となった​​​​​​​

ビジュアルデザインを、学びほぐす
「unlearn(アンラーン)」とは、これまで学んできたものごとを今一度自らの思考と手を使って紐解き、新たに血肉として身につけること。 
ビジュアル表現の新しい地平を切り拓き続けてきたWOWが、これまで信じ培ってきた技と感性を糧として、 次なる表現の力を獲得することに挑んだ。 WOWの次世代を担う注目のクリエイターたち。 高い技術力と表現力を武器として、次の世代にふさわしい展覧会を作り上げた。 
高岸は展示会ディレクターとして全体をまとめあげた
 “回す” 
デバイスを「回す」事で映像が展開されるインスタレーション作品。 身の回りに溢れる、「回す」という直感的な行為を細部から見つめなおし、深く掘り下げることによって、「回す」というインタラクションを改めて紐解く。
Credits
Director / Programmer : Yuta Nakano
Director / Designer : Daihei Shibata
Designer : Hiroshi Takagishi
Programmer : Takuto Namba
Producer : Ko Yamamoto
Technical Direction : Shinya Matsuyama (siro)
Device Programming : Kazuhide Shibata (siro)
Sound Design : Masafumi Watanabe (evance)
Viewpoints
「視点」を変えると新しいものが見えてくること、感じ方や考え方が変わることは、誰もが身に覚えのあるだろう。 本作では、視点を変えたり特定の視点のみにフォーカスすることで、 意図して景色が再構成され嗜みを生みだすことにチャレンジした。
Credits
Director : Tatsuki Kondo
Co-director / Designer : Itsuki Maeshiro, Takafumi Matsunaga
Designer : Tsutomu Miyajima, Hiroshi Takagishi, Yutaro Mori, Haruka Kanno
Producer : Yasuaki Matsui
Sound Design : Yuki Tsujimura
Design Cooperation : HAKUTEN
Technical Design / Equipment : Prism Co., Ltd.
モーション・モダリティ / 風の痕跡を持つ通路
WOW25周年を記念して開催された展覧会「Unleraning the Visuals」の会場演出の一部として制作。絶えず変化する雲の雰囲気を持ち、風で揺れる木漏れ日の気配がある通路を設計した。 会場で体験する時空を4つに分け、それぞれにおける光のふるまいを操作することで、 静止している空間を活性化し、空間を豊かなものへと変化させる。
Credits
Architectural Design / Director : Fumihito Anzai (WOW)
Art Director / Visual Designer : Takashi Aoki (WOW)
Interaction Engineering : Seiya Takasawa (WOW)

Equipment / LED System : Prism
Construction / Architectural Design Cooperation : HAKUTEN

Shooting : Qsyum LLC, Daisuke Ohki
Edit : Qsyum LLC

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